スタート
「スタートを切る」などのように使う「スタート」という言葉。
英語では「start」と表記します。
「スタート」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「スタート」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
スタートの意味
「スタート」には次の二つの意味があります。
1 新しく始まること。また、始めること。出発。発足。
2 出発点。スタートライン。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味や使い方については下記の通りです。
スタートの意味①「新しく始まること。また、始めること。出発。発足。」
「スタート」の一つ目の意味は「新しく始まること。また、始めること。出発。発足。」です。
「スタートを切る」などの場合はこの意味です。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・いつもと同じように、学園の一日をスタートさせるはずだ。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 6 ウァレンティーヌスの贈り物(後編)』)
・同じようなスタートをきり、その中の一つの星の中に、突然生命が生まれる。
(出典:小松左京『日本沈没 b下巻』)
・六時スタートという話だったが、定刻には半分も人が集まっていなかった。
(出典:乾くるみ『イニシエーション・ラブ』)
・二年半ほど遅れての連載スタートとなったのであります。
(出典:夢枕獏『大江戸釣客伝(下)』)
スタートの意味②「出発点。スタートライン。」
「スタート」の二つ目の意味は「出発点。スタートライン。」です。
「スタートライン」の略として「スタート」ということもあります。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・生き残った組だけがスタート・ラインに戻ることが出来るのさ。
(出典:安部公房『方舟さくら丸』)
・スタート地点の扉に戻ることになる。
(出典:和田篤志『異世界の聖機師物語』)
・一〇〇メートルのスタート地点に立ったら、ゴールは闇の中だった。
(出典:川島誠『800』)
・物語はようやくスタート位置についたところです。
(出典:荻原規子『西の善き魔女1 セラフィールドの少女』)