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はしたないとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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はしたない

「はしたない言葉遣い」などのように使う「はしたない」という言葉。

「はしたない」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「はしたない」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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はしたないの意味

「はしたない」には次の意味があります。

慎みがなく、礼儀にはずれたり品格に欠けたりして見苦しい。みっともない。(出典:デジタル大辞泉)

言い換えると、品がなかったり、行儀が悪かったりすることで、人の言動に対して用いられる言葉です。
「はした」とは、数が揃わなかったり半端なことを表す言葉で、それに「ない」が付き、「中途半端なさま」という意味になりました。
そこから転じて、現在の意味になったと言われています。
他にも、「ばつが悪い」「迷惑に思う」「つれない」「程度が甚だしい」といった様々な意味がありますが、使われているのは古文のみで、現在ではそれらの意味で用いられることはほとんどありません。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼は、はしたない母親のこんな態度を次第に苦々しいものと思うようになっていた。
(出典:本庄陸男『石狩川』)

・大声で泣くといったはしたないことはしなかったが、沈みがちの日々だった。
(出典:星新一『殿さまの日』)

・「はしたない真似はしないでくださいね」と、低い怒った声で言う。
(出典:ハックスリー/高畠文夫訳『すばらしい新世界』)

・妻なんだし、ちっとも恥ずかしいことでもはしたないことでもないと思うよ。
(出典:姫野カオルコ『終業式』)

・「なんです、はしたない」と私の妹であるその子の母親がたしなめた。
(出典:森瑤子『ジンは心を酔わせるの』)

類語

みっともない
意味:見た目にわるい。見苦しい。体裁がよくない。外聞が悪くて、他に対してはずかしい。みっともよくない。みっとむない。(出典:精選版 日本国語大辞典)

さもしい
意味:品性が下劣なさま。心根が卑しい。意地汚い。(出典:デジタル大辞泉)

浅ましい(あさましい)
意味:品性が卑しい。さもしい。下劣だ。(出典:デジタル大辞泉)

卑しい(いやしい)
意味:品位に欠けている。下品だ。(出典:デジタル大辞泉)

あられもない
意味:そうあってはならない。ふさわしくない。はしたない。特に、女性の態度や振る舞いについていう。(出典:デジタル大辞泉)

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