装置
「装置の設計に携わる」などのように使う「装置」という言葉。
「装置」は、音読みで「そうち」と読みます。
「装置」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「装置」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
装置の意味
「装置」には次の意味があります。
・ ある目的のために、機械・器具などをそなえつけること。また、その設備。(出典:デジタル大辞泉)
舞台に設置する大道具や照明などの「舞台装置」を略して「装置」と呼ぶこともありますが、上記の意味で使われることが多いです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そうしないとよい装置も出来ないし、性質も深く知ることが出来ません。
(出典:丘丘十郎『科学が臍を曲げた話』)
・あらゆる部品や装置は、奇妙なわけのわからない方法で解体されていた。
(出典:E・E・スミス『レンズマン・シリーズ(全7巻) 6 三惑星連合軍』)
・あなたはこれと似た装置を病院でごらんになったことがあるでしょう。
(出典:原田義人『流刑地で』)
・手押車という物は日本には無いが、この装置がいい代用品になっている。
(出典:モース・エドワード・シルヴェスター『日本その日その日』)
・一つの実験を如何に装置すべきか、或る学術書を如何にして読むべきか。
(出典:戸坂潤『科学方法論』)
類語
・装備(そうび)
意味:必要な機器などを取り付けること。(出典:デジタル大辞泉)
・設備(せつび)
意味:必要な建物・機器などを備えつけること。(出典:デジタル大辞泉)
・設ける(もうける)
意味:建物・機関などを、こしらえる。(出典:デジタル大辞泉)
・器具(きぐ)
意味:簡単な器機や道具類。(出典:デジタル大辞泉)
・機器(きき)
意味:機械・器械・器具の総称。(出典:デジタル大辞泉)