冬至
「冬至が近い」などのように使う「冬至」という言葉。
「冬至」は、音読みで「とうじ」と読みます。
「冬至」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「冬至」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
冬至の意味
「冬至」には次の意味があります。
・二十四節気の一つ。太陽の黄経が二七〇度のときをいう。新暦一二月二二日頃。(出典:日本国語大辞典)
毎年12月22日ころ。冬至では太陽は最も南にかたより,北(南)半球では一年中で昼(夜)が最も短くなります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一年で一番日の短い冬至の日だった。
(出典:グィン『ゲド戦記1 影との戦い』)
・郊外にはその冬至の祭を思い起させるような深くて暗い森が多かった。
(出典:中村正『元首の謀叛』)
・窓に映っている弱い日かげが冬至に近いことを思わせた。
(出典:黒島伝治『砂糖泥棒』)
・不審におもって、冬至をすぎて現在までの丸一日の変化をひき出して見た。
(出典:谷甲州『惑星CB-8越冬隊』)
・冬至になるまで畑の菜を打棄つて置くものは村には一人もないのであつた。
(出典:長塚節『土』)
類語
・中夜(ちゅうや)
意味:冬至の異称。(出典:デジタル大辞泉)
・一陽来復(いちようらいふく)
意味:陰暦十一月または、冬至をいう。また、冬が去り春が来ること。(出典:四字熟語を知る事典)
・南至(なんし)
意味:(太陽が最も南に寄るところから) 冬至の日。(出典:日本国語大辞典)
・立春(りっしゅん)
意味:二十四節気の一。節分の翌日(出典:デジタル大辞泉)
・春分(しゅんぶん)
意味:3月21日頃 春分は、昼と夜の長さが同じになる日です。(出典:日本文化いろは事典)