攻勢
「攻勢に転じる」などのように使う「攻勢」という言葉。
「攻勢」は、音読みで「こうせい」と読みます。
「攻勢」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「攻勢」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
攻勢の意味
「攻勢」には次の意味があります。
・敵に対し積極的に攻撃をしかけること。また、その態勢。(出典:デジタル大辞泉)
「攻勢」は「攻めている状況」ですが、その対義語は「守勢」となり「守りの状況」を指す言葉となります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・少なくともこれを利用して、攻勢に転じようとしたことは明らかである。
(出典:大宅壮一『炎は流れる1 明治と昭和の谷間』)
・でも、今の攻勢は奥にいる何かが命令を飛ばしたからのような気がします。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 2』)
・彼および彼の組織は、もはや守勢にとどまらずに攻勢に転じてきたこと。
(出典:E・E・スミス『レンズマン・シリーズ(全7巻) 2 グレー・レンズマン』)
・上陸から十五日が過ぎた今日、やっとのことで攻勢が開始されたのである。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第7巻 <銀の降臨祭>』)
・日本軍が攻勢に立っていたら、当然何らかの挙に出たであろうと思われる。
(出典:五味川純平『ノモンハン(上)』)
類語
・猛攻(もうこう)
意味:激しく攻め立てること。(出典:デジタル大辞泉)
・攻撃(こうげき)
意味:進んで敵を攻め撃つこと。(出典:デジタル大辞泉)
・襲撃(しゅうげき)
意味:襲いかかること。不意をついて攻めること。(出典:デジタル大辞泉)
・突撃(とつげき)
意味:敵陣めがけて、勢いよく突っこんでいくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・進撃(しんげき)
意味:前進して敵を攻撃すること。攻撃しながら前進すること。(出典:デジタル大辞泉)