事前
「事前準備」などのように使う「事前」という言葉。
「事前」は、音読みで「じぜん」と読みます。
「事前」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「事前」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
事前の意味
「事前」には次の意味があります。
・事の起こる前。事を行う前。（出典：デジタル大辞泉）
「事前」という言葉をわかりやすく言うと、「前もって」という意味になります。その反対語は「事後」となります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その他に五兵衛に特別の用があって髪をやる時は事前に知らせてくれた。
（出典：宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 さらば深川』）
・事前の情報では籠城学生は数十名とのことだったが、百人はいるだろう。
（出典：佐々淳行『東大落城 安田講堂攻防七十二時間』）
・これは、かれらがわれわれの行き先を事前に知っていたことを意味する。
（出典：J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 二重人間スポック!』）
・下手にすべて教えて、事前に降りられたら困るとでも思ったのだろうか。
（出典：今邑彩『暗黒祭(「蛇神」シリーズ最終巻)』）
・客に呼ばれて、事前に身体がこんなに弾んでいるのは珍しい経験である。
（出典：森村誠一『夢の原色』）
類語
・過去（かこ）
意味： 現在より以前の時。過ぎ去った時。昔。（出典：デジタル大辞泉）
・以前（いぜん）
意味：その時よりも前。（出典：デジタル大辞泉）
・往年（おうねん）
意味：過ぎ去った年。（出典：デジタル大辞泉）
・前以て（まえもって）
意味：あらかじめ。かねてから。（出典：デジタル大辞泉）
・先立って（さきだって）
意味：さきごろ。先日。（出典：デジタル大辞泉）
