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一方通行とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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一方通行

「一方通行の道」などのように使う「一方通行」という言葉。

「一方通行」は、音読みで「いっぽうつうこう」と読みます。

「一方通行」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「一方通行」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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一方通行の意味

「一方通行」には次の二つの意味があります。

1 道路の一方向へだけ車両などの通行を許し、反対方向への通行を禁止すること。一方交通。
2 比喩的に、ある一方から他方への伝達だけが行なわれて、その逆の伝達が行なわれないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

一方通行の意味①「道路の一方向へだけ車両などの通行を許し、反対方向への通行を禁止すること。一方交通。」

「一方通行」の一つ目の意味は「道路の一方向へだけ車両などの通行を許し、反対方向への通行を禁止すること。一方交通。」です。

「一方通行の道」で、「一方向へしか通ることができない道」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・次の角を左に折れ、ベリドールという細い一方通行の通りに入った。
(出典:藤田宜永『標的の向こう側』)

・橋をわたると、一方通行のため河岸をそのまま行くことができなかった。
(出典:シムノン/長島良三訳『メグレと口の固い証人たち』)

一方通行かどうか、どこがなんという名前の道なのか、なにも答えられない。
(出典:久美沙織『SPEAK EASYの魚たち』)

・南北に走る一方通行の道に接して玄関があり、その横には車一台ぶんの駐車場があった。
(出典:鈴木光司『リング』)

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類語

シンプレックス
意味:片方向通信用線路、または片方向のみの通信方式のこと。(出典:デジタル大辞泉)

回り道(まわりみち)
意味:遠回りして行くこと。遠回りになる道。(出典:デジタル大辞泉)

交差点(こうさてん)
意味:2本以上の道路などが交わる所。(出典:デジタル大辞泉)

往来止め(おうらいどめ)
意味:人・馬・車などの通行を禁じること。通行止め。(出典:デジタル大辞泉)

一方通行の意味②「比喩的に、ある一方から他方への伝達だけが行なわれて、その逆の伝達が行なわれないこと。」

「一方通行」の二つ目の意味は「比喩的に、ある一方から他方への伝達だけが行なわれて、その逆の伝達が行なわれないこと。」です。

「一方通行の会話」で、「どちらか一方しか話していない会話」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・いつもは一方通行にしかならない会話が、レンドリア相手だと違うのだ。
(出典:高遠砂夜『レヴィローズの指輪1』)

・マスコミの発達はいいことだが、それは画一的で一方通行になりやすい。
(出典:星新一『きまぐれ博物誌』)

・ラジオに向って何を言っても向うに通じないのと同様、姉の話は一方通行なのである。
(出典:赤川次郎『いつか誰かが殺される』)

・話というのはどんな場合でも一方通行であってはならない。
(出典:塩田丸男『口下手は損ですか 面白い話をするための12章』)

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類語

一方的(いっぽうてき)
意味:一方だけに偏るさま。(出典:デジタル大辞泉)

ワンサイドゲーム
意味:一方が圧倒的に優勢な試合。一方的試合。(出典:精選版 日本国語大辞典)

偏る(かたよる)
意味:取り扱いや考え方などが不公平・不公正になる。(出典:デジタル大辞泉)

一方向き(いっぽうむき)
意味:一方にばかりかたよっていること。一方を重んじ他方を軽んじること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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