将来
「将来有望」などのように使う「将来」という言葉。
「将来」は、音読みで「しょうらい」と読みます。
「将来」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「将来」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
将来の意味
「将来」には次の意味があります。
・これから先。未来。前途。副詞的にも用いる。(出典:デジタル大辞泉)
「将(まさ)に来(きた)らんとする時」という意味の言葉です。
「将来○○」などのように副詞的に使うことも多いです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・よくよく将来のことを考えてみるがいい。
(出典:太宰治『火の鳥』)
・社会の激しい矛盾の有様は、将来どうなってゆくのであろうか。
(出典:宮本百合子『新島繁著『社会運動思想史』書評』)
・お見受けしたところ、まれにみる将来有望のお方のように思います。
(出典:シェイクスピア/大山敏子訳『冬の物語』)
・将来像もまだ見えていない。
(出典:後藤正治『リターンマッチ』)
・過去の名誉も将来性も、すべて煙になって消えてしまった。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説外伝 2 ユリアンのイゼルローン日記』)
類語
・行く末(ゆくすえ)
意味:これから先のなりゆき。前途。将来。行く先。(出典:デジタル大辞泉)
・末末(すえずえ)
意味:時間的に先のほう。行く末。さきざき。将来。(出典:デジタル大辞泉)
・前途(ぜんと)
意味:将来。これからのなりゆき。さきゆき(出典:精選版 日本国語大辞典)
・行く先(ゆくさき)
意味:これから先。先行き。将来。前途。行く末。(出典:デジタル大辞泉)
・未来(みらい)
意味:現在のあとに来る時。これから来る時。将来。(出典:デジタル大辞泉)
・爾後(じご)
意味:ある事があってからのち。そののち。それ以来。以後。副詞的にも用いる。(出典:デジタル大辞泉)