和睦
「両国が和睦する」などのように使う「和睦」という言葉。
「和睦」は、音読みで「わぼく」と読みます。
「和睦」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「和睦」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
和睦の意味
「和睦」には次の意味があります。
・争いをやめて仲直りすること。和解。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「仲直りすること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・現状において一戦もせず和睦する手はなかった。
(出典:新田次郎『新田義貞(下)』)
・自分を殺すことを条件の一つにして和睦するにちがいないからだ。
(出典:海音寺潮五郎『天と地と(三)』)
・これからすぐエドガーのところへ行って和睦しましょう。
(出典:エミリー・ブロンテ/大和資雄訳『嵐が丘』)
・和睦条件をよくするということは、領土のほかに越後の金を貰うことです。
(出典:新田次郎『武田勝頼(二)』)
・それ以外の和睦のしきたりを彼らは耳にしたことがなかったのだ。
(出典:トウェイン/大久保康雄訳『トム・ソーヤーの冒険』)
類語
・仲直り(なかなおり)
意味:仲が悪くなっていた人達が、もとのように仲よくなること。(出典:デジタル大辞泉)
・和解(わかい)
意味:争っていたもの、反発しあっていたものが仲直りすること。(出典:デジタル大辞泉)
・和平(わへい)
意味:世の中や気候がやわらぎ、穏やかであること。(出典:日本国語大辞典)
・休戦(きゅうせん)
意味: 争いごとを一時中止すること。(出典:デジタル大辞泉)
・矛を収める(ほこをおさめる)
意味:争いや攻撃をやめる。(出典:デジタル大辞泉)