欠伸
「眠くなり欠伸がでる」などのように使う「欠伸」という言葉。
「欠伸」は、訓読みで「あくび」と読みます。
「欠伸」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「欠伸」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
欠伸の意味
「欠伸」には次の意味があります。
・眠いとき、疲れたときなどに思わず口が大きく開いて息を深く吸い込み、やや短く吐き出す呼吸運動。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「眠くなったりした時などに、口が自然にあいて行われる深呼吸」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それから欠伸をしたり伸びをしたりしながらキッチンへと降りていった。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 4 ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上)』)
・薬を飲んだのが自分でなければ、こんな事件、欠伸一つで忘れてしまう。
(出典:樋口有介『11月そして12月』)
・小さな欠伸を一つして、多輝子ちゃんは何とはなしに通りを眺めている。
(出典:辻内智貴『青空のルーレット』)
・私はそんなものに興味がないから、一人車中に残って、欠伸をしていた。
(出典:北杜夫『マンボウ響躁曲 地中海・南太平洋の旅』)
・それにあわせたつもりなのだろうか、剣牙虎たちが欠伸をかいてみせた。
(出典:佐藤大輔『皇国の守護者1 反逆の戦場』)
類語
・生欠伸(なまあくび)
意味:十分に出ない小さなあくび。中途はんぱなあくび。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・深呼吸(しんこきゅう)
意味:ゆっくりと大きく呼吸すること。(出典:デジタル大辞泉)
・飽く(あく)
意味:十分になってもうたくさんだと思う。いやになる。(出典:デジタル大辞泉)
・欠ぶ(あくぶ)
意味:あくびをする。(出典:デジタル大辞泉)
・背伸び(せのび)
意味:からだをまっすぐにして、できるだけ背丈を伸ばすこと。(出典:デジタル大辞泉)