烈火
「烈火のごとく怒る」などのように使う「烈火」という言葉。
「烈火」は、音読みで「れっか」と読みます。
「烈火」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「烈火」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
烈火の意味
「烈火」には次の意味があります。
・激しい勢いで燃える火。(出典:小学館)
「烈」は「勢いが強い」という意味を持つ漢字です。
「烈火」は「烈火のごとく」と比喩的に使うことも多いです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼女専用のものがあり、誰かが勝手にそれを使うと烈火の如く怒るのだ。
(出典:宮部みゆき『模倣犯-上』)
・烈火のように燃えていた憎悪の炎が、だんだん消えてゆくのを感じた。
(出典:妹尾アキ夫『第三者』)
・もし今の金石の発言を聞いていたら、烈火のごとく怒ったに違いない。
(出典:貴志祐介『黒い家』)
・頭蓋骨の下に烈火がもえ立ってるような時も人にはあるものである。
(出典:ユゴー/斎藤正直訳『レ・ミゼラブル(下)』)
・周りの青い炎は烈火のごとく燃え盛り、じりじりと部屋を侵食している。
(出典:熊谷雅人『ネクラ少女は黒魔法で恋をする』)
類語
・猛火(もうか)
意味:激しく燃える炎。(出典:デジタル大辞泉)
・火事(かじ)
意味:建築物や山林などが焼けること。(出典:デジタル大辞泉)
・大火(たいか)
意味:被害が広範囲に及ぶ火事。(出典:デジタル大辞泉)
・火災(かさい)
意味:火による災難。(出典:デジタル大辞泉)
・炎上(えんじょう)
意味:火が燃え上がること。(出典:デジタル大辞泉)