了承
「了承を得る」などのように使う「了承」という言葉。
「了承」は、音読みで「りょうしょう」と読みます。
「了承」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「了承」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
了承の意味
「了承」には次の意味があります。
・事情をくんで納得すること。(出典:デジタル大辞泉)
「了承」をわかりやすくいうと、「相手の事情を理解して承知する」という意味になります。
また、手紙や挨拶で「ご了承ください」などの形で謙遜の意を表して用いることもあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その条件を了承してもらったうえで、私は自分の身体を調べてもらった。
(出典:吉村達也『時計』)
・真織が誰かに了承を求めるなどということは、かつてないことだった。
(出典:藤本ひとみ『華麗なるオデパン』)
・以後の会話は全て録音させていただきますのでご了承をお願いいたします。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 07 皆殺し編』)
・親を説き伏せ、東京の大学に進学することを了承させたまでは順調だった。
(出典:加門七海『203号室』)
・お奉行も長谷川さまよりのお頼みであればと了承なされておられる。
(出典:高橋克彦『だましゑ歌麿』)
類語
・理解(りかい)
意味:他人の気持や物事の意味などを受けとること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・承知(しょうち)
意味:事情などを知ること。(出典:デジタル大辞泉)
・了察(りょうさつ)
意味:相手の事情や立場などを思いやること。(出典:デジタル大辞泉)
・了解(りょうかい)
意味:はっきりとよくわかること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・合点(がてん)
意味:事情をよく理解すること。(出典:大辞林 第三版)