予知
「予知能力」などのように使う「予知」という言葉。
「予知」は、音読みで「よち」と読みます。
「予知」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「予知」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
予知の意味
「予知」には次の意味があります。
・何が起こるかと前もって知ること。(出典:デジタル大辞泉)
「予」は「あらかじめ」、「知」は「しる」を意味する漢字です。
「予知能力」で「何が起きるかあらかじめ知る能力」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・人はおのれの死を七日ほど前から予知することができると言われている。
(出典:峰隆一郎『人斬り弥介 第02巻 平三郎の首』)
・彼女がこれから何を言うか、予知能力なんかなくても私には分かっていた。
(出典:山本文緒『眠れるラプンツェル』)
・このような夢によってぼくはいろいろの未来に起こる出来事を予知させられた。
(出典:横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』)
・地震の予知が、もし現代の科学で可能なことならば、また話は違ってくる。
(出典:乾くるみ『リピート』)
・彼らは事件が起こるずっと前に予知できる警報システムをもっている。
(出典:E・E・スミス/川口正吉訳『ヴァレロンのスカイラーク』)
類語
・予想(よそう)
意味:物事の成り行きや結果について前もって見当をつけること。また、その内容。(出典:デジタル大辞泉)
・想像(そうぞう)
意味:実際には経験していない事柄などを推し量ること。また、現実には存在しない事柄を心の中に思い描くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・見通す(みとおす)
意味:人の気持ち・将来など、見えないところまで見る。 (出典:大辞林 第三版)
・予見(よけん)
意味:物事の起こる前に、その事を見通すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・先見(せんけん)
意味:将来どうなるか、あらかじめ見抜くこと。(出典:デジタル大辞泉)