敏感
「流行に敏感である」などのように使う「敏感」という言葉。
「敏感」は、音読みで「びんかん」と読みます。
「敏感」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「敏感」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
敏感の意味
「敏感」には次の意味があります。
・感覚や感度の鋭いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「敏感」という言葉をわかりやすく言うと、「感度が良い」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その組織の正確さというものに対応して、それはきわめて敏感なのです。
(出典:原田義人『城』)
・ぼくは、その時きっとその印象に敏感になりすぎていたのかもしれない。
(出典:メルヴィル/高村勝治訳『白鯨(上)』)
・子供等はかえってそんな事には敏感で悲しい場合が多いと私は思います。
(出典:伊藤野枝『成長が生んだ私の恋愛破綻』)
・男性よりも女性のほうが敏感に反応する、とはっきり言える場合もある。
(出典:カーソン/青樹簗一訳『沈黙の春』)
・同じように人から来る手紙の中の言葉などにもかなりに敏感になっていた。
(出典:寺田寅彦『球根』)
類語
・過敏(かびん)
意味:刺激に対して過度に敏感なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・鋭い(するどい)
意味:人の感覚を刺激する力が強い。(出典:デジタル大辞泉)
・鋭敏(えいびん)
意味:感覚などの鋭いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・機敏(きびん)
意味:時に応じてすばやく判断し、行動すること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・俊敏(しゅんびん)
意味:才知がすぐれていて判断や行動がすばやいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)