破壊
「物が破壊される」などのように使う「破壊」という言葉。
「破壊」は、音読みで「はかい」と読みます。
「破壊」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「破壊」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
破壊の意味
「破壊」には次の意味があります。
・建造物・器物・秩序・組織などをこわすこと。また、それらがこわれること。(出典:デジタル大辞泉)
上記の意味の如く、物や組織などをやぶり壊すことを表す言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・建設することによって破壊され、破壊することによって建設されるのだ。
(出典:豊島与志雄『波多野邸』)
・破壊した平一郎の生活がこのまま過ぎて元通りになりそうに思われない。
(出典:島田清次郎『地上』)
・われわれは人生の美しい物を破壊することによって美術を破壊している。
(出典:村岡博『茶の本』)
・この建物が破壊されたことは、かえってよかったともいえるのである。
(出典:海野十三『超人間X号』)
・もし彼らが機械を破壊するなら、損失はやがて彼らの上にも廻るだろう。
(出典:横光利一『上海』)
類語
・損壊(そんかい)
意味:こわれること。また、こわすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・破損(はそん)
意味:壊れたり、傷ついたりすること。また、壊したり、傷つけたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・破砕(はさい)
意味:粉々に砕けること。また、粉々に砕くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・壊滅(かいめつ)
意味:すっかりだめになってしまうこと。組織などが総崩れになること。(出典:デジタル大辞泉)
・壊す(こわす)
意味:物に力を加えてもとの形を崩したり、失わせたりする。砕いたり破ったりして使用できないようにする。破壊する。(出典:デジタル大辞泉)