鉄則
「この部には5つの鉄則がある」などのように使う「鉄則」という言葉。
「鉄則」は、音読みで「てっそく」と読みます。
「鉄則」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「鉄則」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
鉄則の意味
「鉄則」には次の意味があります。
・変更したり破ったりすることのできない、厳重な法則。きびしいきまり。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「鉄則」をわかりやすく言うと「必ず守らなければならないルール」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・武器を持った相手と戦うなら、向こうに攻撃の機会を与えないのが鉄則だ。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 SS』)
・だが勝ち続けなければ潰されるのが、おれたちの生きる世界の鉄則だ。
(出典:福井晴敏『終戦のローレライ(下)』)
・戦場のような忙しさの中にも決して破ってはならない鉄則がある。
(出典:有川浩『キケン』)
・余程の事がない限り、夜は移動しないというのが旅の鉄則である。
(出典:今野緒雪『スリピッシュ! 4 ひとり歩きの姫君(後編)』)
・これが近代戦の鉄則だけれど、上層部にはわかってもらえないらしい。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 2-5121小隊の日常』)
類語
・原則(げんそく)
意味:多くの場合に共通に適用される基本的なきまり・法則。(出典:デジタル大辞泉)
・不文律(ふぶんりつ)
意味:互いに暗黙のうちに了解し合っているきまり。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・道理(どうり)
意味:物事の正しいすじみち。また、人として行うべき正しい道。ことわり。(出典:デジタル大辞泉)
・規程(きてい)
意味:決まり。さだめ。規定。(出典:デジタル大辞泉)
・規律(きりつ)
意味:人の行為の基準として定められたもの。おきて。(出典:デジタル大辞泉)