空腹
「朝は空腹で目が覚める」などのように使う「空腹」という言葉。
「空腹」は、音読みで「くうふく」と読みます。
「空腹」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「空腹」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
空腹の意味
「空腹」には次の意味があります。
・腹がへること。また、すいている腹。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「空腹」とは、文字通りお腹が空くという意味です。エネルギーが消費され空腹になると、食欲が出てきます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・空腹の苦痛と、自分が何と戦ってるのか分からない苦痛、これが全てだ。
(出典:ヘミングウェイ・アーネスト・ミラー『老人と海』)
・こんな空腹のまま鬼ヶ島に着いても、鬼と満足に戦うなんて無理ですよ。
(出典:石塚浩之『桃太郎』)
・これらは夜なか、ぼくたちが空腹になったとき食べるためのものだった。
(出典:ヘミングウェー/高村勝治訳『武器よさらば』)
・おれは匂いと空腹で狂っていたから、狂ったような真似をしてしまった。
(出典:ラリイ・ニーヴン『リングワールド・シリーズ(全4巻) 3 リングワールドの玉座』)
・もう食事時間を遙かに過ぎていたので、二人とも、ひどく空腹であった。
(出典:クリスティ/松本恵子訳『ゴルフ場殺人事件』)
類語
・空き腹(すきはら)
意味:腹がへっていること。(出典:デジタル大辞泉)
・飢える(うえる)
意味:食物がなくて空腹に苦しむ。ひどく腹が減る。(出典:デジタル大辞泉)
・飢餓(きが)
意味:食べ物がなくて飢えること。(出典:デジタル大辞泉)
・ひもじい
意味:空腹で食べ物が欲しい。ひどく腹がへっている。(出典:デジタル大辞泉)
・干乾し(ひぼし)
意味:食物がなく、飢えてやせること。(出典:デジタル大辞泉)