特殊
「特殊能力」などのように使う「特殊」という言葉。
「特殊」は、音読みで「とくしゅ」と読みます。
「特殊」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「特殊」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
特殊の意味
「特殊」には次の意味があります。
・普通と異なること。他に類のないこと。また、そのさま。特別。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言えば「特別」と同じ意味です。
対義語は「一般」や「普遍(ふへん)」です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・人間や他の動物にはない特殊な臓器をもっていた。
(出典:海野十三『超人間X号』)
・誰が真一を殺さねばならない特殊の事情を持っていたのだろうか。
(出典:海野十三『三人の双生児』)
・人を惹きつける特殊の魅力を持っている。
(出典:豊島与志雄『文学以前』)
・眠りながら外部に気を配る特殊能力を彼女は持っている。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 1』)
・日本のおかれた歴史的な特殊事情のせいでありましょうか。
(出典:石田英一郎『日本文化論』)
類語
・特別(とくべつ)
意味:他との間に、はっきりした区別があること。他と、はっきり区別して扱うこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・格別(かくべつ)
意味:普通の場合とは程度・事柄が違っていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・殊に(ことに)
意味:とりわけ。(出典:デジタル大辞泉)
・取り分け(とりわけ)
意味:特に。ことに。とりわけて。(出典:デジタル大辞泉)
・別段(べつだん)
意味:特に異なること。特別・格別なこと。(出典:デジタル大辞泉)