容認
「その行為を容認する」などのように使う「容認」という言葉。
「容認」は、音読みで「ようにん」と読みます。
「容認」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「容認」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
容認の意味
「容認」には次の意味があります。
・よいとして認め許すこと。認容。(出典:デジタル大辞泉)
上記の意味の如く、相手の行動や行為を許して認めることをさす言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は、この事実を、極めて率直に容認した上で仕事をした思想家である。
(出典:小林秀雄『考えるヒント 2』)
・そして私は、そのような行為を容認すべき経営者の立場にいるのである。
(出典:辻井喬『いつもと同じ春』)
・このようなことが容認された理由が、実のところ私にはよくわからない。
(出典:森博嗣『瀬在丸紅子シリーズ-第1巻-黒猫の三角』)
・もちろん、妻も妹もこの自分の行為は、容認し得ると申してくれました。
(出典:富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下)』)
・だが、その最初のひとりにシルカが選ばれるのは、絶対に容認できない。
(出典:九里史生『SAO-Web-0401-第一章~第三章』)
類語
・許容(きょよう)
意味:そこまではよいとして認めること。大目にみること。(出典:デジタル大辞泉)
・許可(きょか)
意味:許すこと。願いごとなどを聞きとどけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・認可(にんか)
意味:適当と認めて、許可すること。(出典:デジタル大辞泉)
・許諾(きょだく)
意味:他人の要求や希望などを聞き入れて、それを許すこと。承諾すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・承認(しょうにん)
意味:よしとして、認め許すこと。聞き入れること。(出典:デジタル大辞泉)