頑迷
「頑迷な老人」などのように使う「頑迷」という言葉。
「頑迷」は、音読みで「がんめい」と読みます。
「頑迷」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「頑迷」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
頑迷の意味
「頑迷」には次の意味があります。
・かたくなでものの道理がわからないこと。考え方に柔軟性がないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば、「頑固なこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・こういう頑迷な連中はどこにでも、いつの時代にもいるものさ。(出典:大石英司『B-1爆撃機を追え』)
・年をとってひどく頑迷になり、なにをいっても受けつけない様子だった。(出典:スタンレー/宮西豊逸訳『黒い大陸』)
・彼ら頑迷なる者たちには、力をもってしてでも歴史の真実を教え論す。(出典:福井晴敏『∀ガンダム(下)』)
・まさか判事の頭がこれほどまでに頑迷だとは思わなかったのである。(出典:ルブラン/保篠龍緒訳『813(下)(ルパン・シリーズ)』)
・こうした人々の談話の中には、農民一流の頑迷さが主張づけられていた。(出典:萩原朔太郎『猫町』)
類語
・頑固(がんこ)
意味:かたくなで、なかなか自分の態度や考えを改めようとしないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・意固地(いこじ)
意味:かたくなに意地を張ること。(出典:デジタル大辞泉)
・石頭(いしあたま)
意味:融通がきかず、考え方がかたくなであること。(出典:デジタル大辞泉)
・気難しい(きむずかしい)
意味:我が強かったり神経質であったりして扱いにくい。(出典:デジタル大辞泉)
・強情(ごうじょう)
意味:意地を張って、なかなか自分の考えを変えないこと。(出典:デジタル大辞泉)