パイオニア
「業界のパイオニア」などのように使う「パイオニア」という言葉。
英語では「pioneer」と書きます。
「パイオニア」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「パイオニア」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
パイオニアの意味
「パイオニア」には次の意味があります。
・他に先駆けて物事を始める人。先駆者。開拓者。(出典:デジタル大辞泉)
その業界や分野において、今までやったことがない事を初めて成し遂げた人を指します。
この言葉の由来は古代フランス語の「歩兵(peonier)」です。
歩兵は、戦場で一番最初に敵軍に突っ込んでいき、敵地を切り開くことから来ています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼らに村の農業を変えていくパイオニアの役が託されたのだ。
(出典:吉岡忍『奇跡を起こした村のはなし』)
・テクノロジーの発達史は、パイオニアと保護主義者との闘争の歴史でもある。
(出典:佐藤正明『陽はまた昇る 映像メディアの世紀』)
・きみについては色々観察させてもらったが、一種のパイオニア精神がある。
(出典:小林信彦『夢の砦』)
・パイオニアは未知の分野に乗りこんで行くからこそパイオニアなのです。
(出典:森村誠一『虚無の道標』)
・保守主義者にとって敵ともいえるパイオニアの代表企業がソニーだった。
(出典:佐藤正明『陽はまた昇る 映像メディアの世紀』)
類語
・先駆者(せんくしゃ)
意味:他人に先立って物事をする人。先覚者。パイオニア。(出典:デジタル大辞泉)
・開拓者(かいたくしゃ)
意味:未知の分野を切り開く人。(出典:大辞林 第三版)
・草分け(くさわけ)
意味:ある事を初めてすること。また、その人。創始者。(出典:大辞林 第三版)
・元祖(がんそ)
意味:物事を最初に始めた人。鼻祖。創始者。(出典:デジタル大辞泉)
・首魁(しゅかい)
意味:さきがけ。先駆。(出典:大辞林 第三版)