勇気
「勇気ある決断」などのように使う「勇気」という言葉。
「勇気」は、音読みで「ゆうき」と読みます。
「勇気」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「勇気」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
勇気の意味
「勇気」には次の意味があります。
・いさましい意気。困難や危険を恐れない心。(出典:デジタル大辞泉)
「勇気」という言葉をわかりやすく言うと、「普通の人が怖がったり躊躇することを、恐れずに向かっていくこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もっとも、面とむかってそれを口にする勇気のあるものは一人もいない。
(出典:久生十蘭『顎十郎捕物帳』)
・しかし僕はそういう問題について、何事も母に説明してやる勇気がない。
(出典:夏目漱石『彼岸過迄』)
・勇気のいることであるが、実は、それ以上に必要なのは一つの夢である。
(出典:岸田国士『田口竹男君のこと』)
・戸田さんと二人で、愛情で結ばれた新しい生活を勇気をもって進みたい。
(出典:坂口安吾『安吾人生案内』)
・仲間はだれひとりとして、彼女に言葉を返す勇気のあるものはなかった。
(出典:神西清『アッタレーア・プリンケプス』)
類語
・蛮勇(ばんゆう)
意味:事の理非や是非を考えずに発揮する勇気。向こう見ずの勇気。(出典:デジタル大辞泉)
・豪胆(ごうたん)
意味:度胸がすわっていて、ものに動じないこと。肝が太いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・勇敢(ゆうかん)
意味:勇気があり、危険や困難を恐れないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・度胸(どきょう)
意味:物事を恐れない心。気おくれしない精神力。きもったま。(出典:デジタル大辞泉)
・暴勇(ぼうゆう)
意味:乱暴で向こう見ずなこと。あらあらしく強いこと。無鉄砲な勇気。(出典:デジタル大辞泉)