糾合
「民衆を糾合する」などのように使う「糾合」という言葉。
「糾合」は、音読みで「きゅうごう」と読みます。
「糾合」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「糾合」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
糾合の意味
「糾合」には次の意味があります。
・ある目的のもとに人々を寄せ集め、まとめること。(出典:デジタル大辞泉)
「糾合」をわかりやすく言うと「志が同じ人々を集め導くこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それができないで、どうして全学生を糾合することなんて出来るものか。
(出典:山田風太郎『戦中派不戦日記』)
・あちこちで新たに糾合された未訓練の兵であるから、弱いことは知れきっている。
(出典:吉川英治『新書太閤記』)
・能島から発した船団は、他の島々の船どもを糾合しつつ遠ざかっていく。
(出典:和田竜『村上海賊の娘 下巻』)
・保守堅持党は、それまでの自由民主党に保守系諸党を糾合して発足した。
(出典:赤瀬川隼『球は転々宇宙間』)
・それも糾合すればの話で、実際には統一した指揮系統に属しているものではないのです。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 3 異郷への帰還』)
類語
・集結(しゅうけつ)
意味:1か所に集めること。また、集まること。(出典:デジタル大辞泉)
・統合(とうごう)
意味:二つ以上のものを合わせて一つにすること。(出典:デジタル大辞泉)
・連合(れんごう)
意味:二つ以上のものが共通の目的のために結び合うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・併合(へいごう)
意味:いくつかのものを合わせて一つにすること。また、合わさって一つになること。(出典:デジタル大辞泉)
・合併(がっぺい)
意味:二つ以上のもの、特に組織などが一つに合わさること。(出典:デジタル大辞泉)