謹製
「鈴木家謹製」などのように使う「謹製」という言葉。
「謹製」は、音読みで「きんせい」と読みます。
「謹製」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「謹製」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
謹製の意味
「謹製」には次の意味があります。
・心をこめ、つつしんで作ること。また、その製品。多く、食品の製造業者が用いる。(出典:デジタル大辞泉)
「鈴木家謹製」は「鈴木家が心をこめて作った」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この功績を認め、あんたには後で我が部謹製特別十字章を授与しよう!!
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編』)
・取り付けには自信あったし、諜報部謹製の極小型だったんですが。
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 4』)
・本当かどうか分からないが表紙に天地開闢医局謹製の文字があるのでそこ関連の書物なのかも知れない。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!10』)
・接近されては、ぼくが手にしているものが木良北自動車学校謹製の書類入れでないことがばれてしまう。
(出典:米澤穂信『小市民シリーズ1 春期限定いちごタルト事件』)
・ちなみに、空いた自分の片手には、一年二組謹製のストロベリークレープを持っている。
(出典:高橋弥七朗『灼眼のシャナ 第12巻』)
類語
・特製(とくせい)
意味:特別に念を入れて作ること。また、その品物。特別製。(出典:デジタル大辞泉)
・豪勢(ごうせい)
意味:並み外れてぜいたくなこと。景気がよく、派手なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・オートクチュール
意味:高級衣装店。特にパリの高級衣装店協会に加盟している店のこと。(出典:デジタル大辞泉)
・栄華(えいが)
意味:権力や財力によって世に時めき、栄えること。また、ぜいたくをすること。(出典:デジタル大辞泉)
・豪奢(ごうしゃ)
意味:おごってはでやかなこと。非常にぜいたくなさま。豪華。驕奢。(出典:精選版 日本国語大辞典)