完全試合
「完全試合を果たす」などのように使う「完全試合」という言葉。
「完全試合」は、音読みで「かんぜんじあい」と読みます。
「完全試合」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「完全試合」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
完全試合の意味
「完全試合」には次の意味があります。
・主に野球やソフトボールの試合で、相手打者を一人も出塁させずに抑え、勝利することを意味する表現。(出典:実用日本語表現辞典)
「完全試合」は、英語ではパーフェクトゲーム(perfect game)やパーフェクト(perfect)と表現されます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・グラウンドの状態が悪い台湾で、完全試合を達成するのは至難の業だった。
(出典:馳星周『夜光虫』)
・八木沢投手はプロ入り7年目で初完投、それが完全試合になったという。
(出典:山際淳司『男たちのゲームセット』)
・それが投球数107球を投げ終わってみると完全試合どころの騒ぎではない。
(出典:近藤唯之『運命を変えた一球』)
・完全試合を記録したことのあるピッチャーである。
(出典:山際淳司『ナックルボールを風に』)
・例えば、私は、ある投手が、完全試合を達成したゲームで、主審をつとめたことがある。
(出典:西村京太郎『私を殺しに来た男』)
類語
・パーフェクトゲーム
意味:野球で、投手が1試合を完投し、相手チームを無安打・無四死球におさえ、味方も無失策で、一人の走者も出さずに勝った試合。(出典:デジタル大辞泉)
・完封(かんぷう)
意味:野球・ソフトボールなどで、投手が最後まで相手チームに得点を与えないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・シャットアウト
意味:野球などで、相手方に得点させずに勝つこと。(出典:デジタル大辞泉)
・零封(れいふう)
意味:野球などで、相手を零点に抑えること。(出典:デジタル大辞泉)
・ノーヒットノーラン
意味:野球で、投手が1試合を通して相手チームを無安打・無得点に抑えること。(出典:デジタル大辞泉)