競争
「競争する」などのように使う「競争」という言葉。
「競争」は、音読みで「きょうそう」と読みます。
「競争」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「競争」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
競争の意味
「競争」には次の意味があります。
・あることについて互いに、優劣や勝ち負けなどをきそうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「競争」とは、互いが互いに勝負を競い合って争うことや、走り比べることを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・われわれの市などは競争労働を生活の手段とする都市の窮極の姿に近い。
(出典:ジェイムズ・ブリッシュ『宇宙都市シリーズ(全4巻) 3 地球人よ、故郷に還れ』)
・そこでわたくしは必死になってあの写真と競争してみる気になったのです。
(出典:モルナール・フェレンツ『最終の午後』)
・当時この事件が競争他社に知れていたらただではすまなかった事だろう。
(出典:佐々淳行『連合赤軍「あさま山荘」事件』)
・つまらぬ事までも二人は競争して人の話題になることも多いのである。
(出典:与謝野晶子『源氏物語』)
・強い魔法の力をもつ者たちのあいだには、競争意識があるのだろうか?
(出典:ピアズ・アンソニイ『魔法の国ザンス1~カメレオンの呪文~』)
類語
・争う(あらそう)
意味:相手にまさろうとして、また、何かを得ようとして張り合う。(出典:デジタル大辞泉)
・対決(たいけつ)
意味:両者が、面と向かい合って事の決着をつけること。(出典:デジタル大辞泉)
・勝負(しょうぶ)
意味:勝ち負けを決めようとして争うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・競合(きょうごう)
意味:せりあうこと。きそいあうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・張り合う(はりあう)
意味:互いに負けまいとする。(出典:デジタル大辞泉)