震撼
「世界を震撼させた」などのように使う「震撼」という言葉。
「震撼」は、音読みで「しんかん」と読みます。
「震撼」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「震撼」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
震撼の意味
「震撼」には次の意味があります。
・ふるい動かすこと。また、人をふるえあがらせること。(出典:デジタル大辞泉)
「震撼」は何らかの物事によって衝撃や驚きを受けた時などに使われる表現です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・記者としての閲歴にかくも震撼させられ、心を奪われた事件はなかった。
(出典:宇神幸男『神宿る手』)
・ところが夏休みが終わろうとするある日、私を震撼させるものが届いた。
(出典:東野圭吾『殺人の門』)
・整形女である女王様としては、想像しただけで震撼してしまう光景だ。
(出典:中村うさぎ『さすらいの女王』)
・それゆえにこそ、これほど天下の諸将を震撼させているのであろう。
(出典:咲村観『上杉謙信人の巻』)
・彼は不意打ちによってわたしを震撼させ、意にしたがわせようと考えたのである。
(出典:ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(下)』)
類語
・震動(しんどう)
意味:ふるえ動くこと。また、ふるわせること。(出典:デジタル大辞泉)
・震え(ふるえ)
意味:ふるえること。特に、寒さや恐怖のためにふるえること。(出典:デジタル大辞泉)
・衝撃(しょうげき)
意味:意外な出来事などによって強く心を揺り動かされること。(出典:デジタル大辞泉)
・振動(しんどう)
意味:揺れ動くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・動揺(どうよう)
意味:ゆれ動くこと。(出典:デジタル大辞泉)