女優
「主演女優」などのように使う「女優」という言葉。
「女優」は、音読みで「じょゆう」と読みます。
「女優」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「女優」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
女優の意味
「女優」には次の意味があります。
・演劇,映画,テレビ,ラジオなどに出演する女性の俳優。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
「女優」「男優」と言うように性別で呼び分けたり、男女問わず「俳優」と呼ぶこともあります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・次の目標は大衆受けのする人気女優でマネージャーを兼ねた人物である。
(出典:アイルズ/宮西豊逸訳『殺意』)
・しかしそれには俳優なり女優なりが優秀であることを必要とします。
(出典:モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』)
・一人が女優らしく胸を張ってバイロンの大洋の歌を独吟しては泣き出す。
(出典:吉行エイスケ『孟買挿話』)
・彼女は日本の代表的名女優として海外にまでその名を知られている。
(出典:長谷川時雨『マダム貞奴』)
・頬にはフランスの性格女優によく見られる鋭いくぼみができている。
(出典:吉田知子『無明長夜』)
類語
・女役者(おんなやくしゃ)
意味:女性の歌舞伎俳優。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・女方(おんながた)
意味:女性に扮する歌舞伎役者の称。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・俳優(はいゆう)
意味:音声と動作を主体に全身的表現により、観客を前にして劇を演じる人。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・女形(おんながた)
意味:歌舞伎の役柄の一つ。歌舞伎の女性の役の総称,および女性の役をつとめる俳優をいう。(出典:世界大百科事典 第2版)
・声優(せいゆう)
意味:声だけで出演する俳優。(出典:精選版 日本国語大辞典)