俳優
「俳優業」などのように使う「俳優」という言葉。
「俳優」は、音読みで「はいゆう」と読みます。
「俳優」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「俳優」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
俳優の意味
「俳優」には次の意味があります。
・音声と動作を主体に全身的表現により、観客を前にして劇を演じる人。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
現代の日本では、ドラマや舞台で活躍する役者のことを主に意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・俳優の演技は他の芸術と全く同じように真実が最も大事なものである。
(出典:岸田国士『俳優倫理』)
・われわれ飛行島戦隊なるものは、日本攻略戦の主演俳優みたいなものだ。
(出典:海野十三『浮かぶ飛行島』)
・青年俳優でも何でも相当の技倆ある者は大舞台に活躍する事を許されていた。
(出典:岡本綺堂『源之助の一生』)
・なぜ笑はないかつて云へば、職業俳優には出来ない芝居をやるんです。
(出典:岸田国士『温室の前』)
・終電車の時間を気にしていた俳優達はほっとして、楽屋へ顔を落しに行った。
(出典:織田作之助『夜の構図』)
類語
・役者(やくしゃ)
意味:能楽・歌舞伎などで、役に扮して演じる人。俳優。(出典:デジタル大辞泉)
・タレント
意味:芸能人。特に、テレビ・ラジオ番組に出演する歌手・俳優・司会者や文化人など。(出典:デジタル大辞泉)
・芸人(げいにん)
意味:俳優・落語家など、演芸を職業とする人。(出典:デジタル大辞泉)
・演者(えんじゃ)
意味:舞台、映画、テレビなどに出て、芸や劇を行なう人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・女優(じょゆう)
意味:女性の俳優。女役者。(出典:デジタル大辞泉)