地鎮祭
「地鎮祭を執り行う」などのように使う「地鎮祭」という言葉。
「地鎮祭」は、音読みで「じちんさい」と読みます。
「地鎮祭」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「地鎮祭」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
地鎮祭の意味
「地鎮祭」には次の意味があります。
・土木・建築などの起工に先だち、その土地の神を祭り、工事の無事を祈る儀式。とこしずめの祭り。(出典:デジタル大辞泉)
家を建てる前などに、その土地で行う儀式のことです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・今まで何事もなかったのは、水蛭子がマメに地鎮祭を行っていたからだ。
(出典: 池上永一『シャングリ・ラ 下』)
・建築物を建てるに際しては、まず以て地鎮祭を行うのが例である。
(出典:喜田貞吉『人身御供と人柱』)
・確かに、近くには地鎮祭の時に見かけるような白木の祭壇の部品が置いてある。
(出典:内田康夫『贄門島(にえもんじま)下』)
・最初の地鎮祭からかぞえて、じつに四ヵ年の日子を費しているのである。
(出典:横溝正史『蝶々殺人事件』)
・角地の更地の四隅に笹が立てられ、地鎮祭がごく最近行われたことを教えている。
(出典:姉小路祐『動く不動産』)
類語
・土祭り(つちまつり)
意味:地鎮祭(じちんさい)のこと。若狭地方でいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・地祭り(じまつり)
意味:地鎮祭。(出典:デジタル大辞泉)
・鎮魂祭(ちんこんさい)
意味:神葬で、死者の魂をしずめる祭祀。(出典:デジタル大辞泉)
・ミサ
意味:キリスト教の儀礼たる典礼の中枢をなす礼拝集会。(出典:百科事典マイペディア)