外観
「外観は美しい」などのように使う「外観」という言葉。
「外観」は、音読みで「がいかん」と読みます。
「外観」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「外観」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
外観の意味
「外観」には次の意味があります。
・外部から見た様子。外部に見えるありさま。表向き。みかけ。そとみ。外見。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「外観」をわかりやすく言うと「外から見た感じ」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私は彼女の外観もまた変わったのかどうか知りたくて、じっと見つめた。
(出典:カヴァン『氷』)
・人間としての外観は、黒いストレートな髪の美しい三〇代の女性である。
(出典:山本弘『妖魔夜行 戦慄のミレニアム(上)』)
・案内された博物館は外観は普通の家のようなのに、想像以上の規模だった。
(出典:服部まゆみ『一八八八 切り裂きジャック』)
・低い石造で外観の美はないが、内部の装飾や設備が大変なものなのである。
(出典:和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (前編)』)
・彼らの外観にはどこか奇妙なところがあったが、それでも人間であるらしい。
(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 4 金星の火の女神』)
類語
・上辺(うわべ)
意味:内実とは違った見せかけのようすや事情。見かけ。外観。(出典:デジタル大辞泉)
・化けの皮(ばけのかわ)
意味:真相や正体などを包み隠している、いつわりの外見。(出典:デジタル大辞泉)
・見て呉れ(みてくれ)
意味:みかけ。外見。外観。体裁。(出典:デジタル大辞泉)
・見せ掛け(みせかけ)
意味:見せかけること。外見。うわべ。(出典:デジタル大辞泉)
・表面的(ひょうめんてき)
意味:物事の見かけだけに関するさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)