繁栄
「子孫が繁栄する」などのように使う「繁栄」という言葉。
「繁栄」は、音読みで「はんえい」と読みます。
「繁栄」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「繁栄」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
繁栄の意味
「繁栄」には次の意味があります。
・豊かにさかえること。さかえて発展すること。(出典:デジタル大辞泉)
「繁栄」は、一般的に経済的富を表すことが多いのですが、「真の繁栄」とは物心両面にわたる豊かさのことを指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・人びとが身につけた繁栄時代の知識や技術の大部分も意味を失っていた。
(出典:堺屋太一『油断!』)
・朝鮮人は口を開けば、日本人は朝鮮戦争で今日の繁栄をきずいたという。
(出典:ベンダサン『日本人とユダヤ人』)
・これから世界は私の子孫の手によって繁栄を続けていくことでしょう。
(出典:瀬名秀明『パラサイト・イヴ』)
・物質の科学ばかりが繁栄し、心の科学の追求がどうも遅れているようだ。
(出典:横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』)
・彼らの愛国心は一切のものを国家の繁栄のための犠牲とした。
(出典:サド/澁澤龍彦訳『閨房哲学』)
類語
・賑わい(にぎわい)
意味:にぎわうこと(出典:デジタル大辞泉)
・隆盛(りゅうせい)
意味:勢いが盛んなこと。また、そのさま。隆昌。(出典:デジタル大辞泉)
・発展(はってん)
意味:のびひろがること。勢いなどが盛んになり、栄えること。 (出典:大辞林 第三版)
・盛栄(せいえい)
意味:商売などが、盛んになること。(出典:デジタル大辞泉)
・上景気(うわげいき)
意味:表面だけの景気。実質を伴わない、うわすべりの景気。(出典:精選版 日本国語大辞典)