絶食
「昨日から絶食している」などのように使う「絶食」という言葉。
「絶食」は、音読みで「絶食」と読みます。
「絶食」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「絶食」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
絶食の意味
「絶食」には次の意味があります。
・食物をまったくとらないこと。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、「絶食」は「食を絶やすこと」を意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・原稿書きに追いまくられて、ほとんど絶食に近い日々を送っていたからだ。
(出典:花村萬月『幸荘物語』)
・はじめは、無理をして食べていたが、後になると、完全に絶食してしまった。
(出典:ウェルズ/赤坂長義訳『月世界最初の人間』)
・家出しようと絶食しようと、そんなこと、みんなそいつらの勝手だよ。
(出典:樋口有介『ろくでなし』)
・こんなふうだったから、原稿料の入る五日前は、たいてい絶食状態だった。
(出典:水木しげる『ねぼけ人生』)
・絶食に近いことをやったのに違いないが、苦痛も感じなかった。
(出典:森瑤子『終りの美学』)
類語
・断食(だんじき)
意味:本来は苦行の一種。修行や祈願のために、一定の期間自発的に食物を断つこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不食(ふしょく)
意味:食物を食べないこと。また、食欲のないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・欠食(けっしょく)
意味:食事をとらないこと。また、貧困のために、満足な食事がとれないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・節食(せっしょく)
意味:食事の量を適度に減らすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・食が細る(しょくがほそる)
意味:食欲があまりなく、少ししか食べられない。(出典:デジタル大辞泉)