テーマ
「研究テーマを決定する」などのように使う「テーマ」という言葉。
ドイツ語では「Thema」と表記します。
「テーマ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「テーマ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
テーマの意味
「テーマ」には次の意味があります。
・行動や創作などの基調となる考え。主題。また、論文の題目、楽曲の主旋律など。(出典:デジタル大辞泉)
「テーマ」とはつまり、「物事について、全体を通して表そうとした考えや思想、また社会的な課題」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・之は何も近代になって初めて特別に重大性を認められたテーマではない。
(出典:戸坂潤『科学論』)
・日米首脳会談で自動車が最大のテーマになるのは避けられそうにもない。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(下)』)
・金銭の利害が人を支配するということをあれだけテーマとしている彼が。
(出典:宮本百合子『バルザックについてのノート』)
・山本はそこで新しい研究テーマの重要性をはじめて知ったようであった。
(出典:半村良『闇の中の系図』)
・それは理由にはならないと思ったが、テーマが重いことは確かである。
(出典:三浦光世『三浦綾子創作秘話』)
類語
・話題(わだい)
意味:話の題目。談話・文章などの中心的な材料。話の種。(出典:デジタル大辞泉)
・トピック
意味:その時に、広く世間一般で話のたねにされる事柄、事件。話題。トピックス。また、(講演などの)題目。論題。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・主題(しゅだい)
意味:中心となる題目・問題。(出典:デジタル大辞泉)
・事案(じあん)
意味:当面の問題になっている事柄、また、問題となるべき事柄。案件。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・話柄(わへい)
意味:話の内容、話のたね。語りぐさ。話題。談柄(だんぺい)。(出典:精選版 日本国語大辞典)