後日
「後日譚」などのように使う「後日」という言葉。
「後日」は、音読みで「ごじつ」と読みます。
「後日」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「後日」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
後日の意味
「後日」には次の意味があります。
・ある事柄が起こった後の日。ある事件がすんだ後の日。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「後日に訪問する」で 「ことがすんだ後の日に訪問する」 という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・後日この人が写真師となって私の写真を取ったのが今も残っております。
(出典:高村光雲『幕末維新懐古談』)
・どちらの記述が正確か不明であるが、後日この放送の有無が問題となる。
(出典:木村裕主『ムッソリーニを逮捕せよ』)
・私は後日、一度その楽食へ外国人のお客さんを連れて行ったことがある。
(出典:五木寛之『風に吹かれて』)
・後日それが錯覚でなかったことにその人物たちは頭を抱えることとなる。
(出典:九条公人『逆行EVA劇場その7』)
・肉の皿をやっとのことで喰べ、パンは後日のため袋の中に大事にしまった。
(出典:胡桃沢耕史『黒パン俘虜記』)
類語
・余日(よじつ)
意味:ある期日までに、残っている日数。(出典:デジタル大辞泉)
・他日(たじつ)
意味:将来における不定の日をさす語。(出典:デジタル大辞泉)
・近日(きんじつ)
意味:近いうち。(出典:デジタル大辞泉)
・別日(べつび)
意味:別の日。ほかの日。(出典:デジタル大辞泉)
・後程(のちほど)
意味:少し時間がたったころ。少しあと。(出典:デジタル大辞泉)