躍進
「躍進する」などのように使う「躍進」という言葉。
「躍進」は、音読みで「やくしん」と読みます。
「躍進」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「躍進」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
躍進の意味
「躍進」には次の意味があります。
・めざましい勢いで進出・発展すること。(出典:デジタル大辞泉)
「躍進」には「伏せていた身を起こし、駆け出すこと」という意味もありますが、比喩的に「めざましい勢いで進出すること」という意味で使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ここ数年のあいだに実に目ざましい躍進をとげていた。
(出典:吉川英治『三国志』)
・その旅館もレジャー産業の躍進に伴い今では数棟のホテルに発展したらしい。
(出典:霞流一『フォックスの死劇』)
・知季はこの技によって偉大なる躍進への第一歩を踏みだしたともいえる。
(出典:森絵都『DIVE!! 下』)
・その機密は信長の今後の躍進を約束するものであったに違いない。
(出典:池宮彰一郎『本能寺(上)』)
・工業力で躍進しつつある日本の大人達は、この変化に関心がなかった。
(出典:橋本治『二十世紀(下)』)
類語
・大成(たいせい)
意味:業績を成し遂げてすぐれた人になること。(出典:デジタル大辞泉)
・昇進(しょうしん)
意味:職務上の地位、官位などが上がること。(出典:デジタル大辞泉)
・特進(とくしん)
意味:特別のはからいで昇進すること。(出典:デジタル大辞泉)
・栄転(えいてん)
意味:今までより高い地位・役職に就くこと。転任をいう尊敬語としても用いる。(出典:デジタル大辞泉)
・昇格(しょうかく)
意味:格式や階級などが上がること。また、上げること。格上げ。(出典:デジタル大辞泉)