迷惑千万
「迷惑千万な話だ」などのように使う「迷惑千万」という言葉。
「迷惑千万」は、音読みで「めいわくせんばん」と読みます。
「迷惑千万」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「迷惑千万」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
迷惑千万の意味
「迷惑千万」には次の意味があります。
・ 非常に迷惑であること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
接尾語の「千万」には「その程度がはなはだしい」という意を添える効果があるため、それほど迷惑をしているということです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・頭を下げてから、実に迷惑千万な状況の中で吉野の家の呼び鈴を押した。
（出典：入間人間『電波女と青春男 第4巻』）
・たしか、彼女の訪問は、ホームズにとって迷惑千万なものだったと思う。
（出典：ドイル／鈴木幸夫,鮎川信夫,内田庶,中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』）
・女性のこうしたモノに対する執着心は、男にとっては迷惑千万だろう。
（出典：姫野友美『女はなぜ突然怒り出すのか?』）
・それを今になって、僕が誘惑したかのように云われるのは甚だ迷惑千万である。
（出典：大倉燁子『魔性の女』）
・これが、多い時には二十件程度もかかってきたというから、確かに迷惑千万である。
（出典：井上トシユキ,神宮前.org『2ちゃんねる宣言 挑発するメディア』）
類語
・大迷惑（おおめいわく）
意味：たいへんな迷惑。（出典：デジタル大辞泉）
・顰蹙（ひんしゅく）
意味：顔をしかめて不快の情を表わすこと。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・不快（ふかい）
意味：いやな気持ちになること。（出典：デジタル大辞泉）
・煩わしい（わずらわしい）
意味：心を悩ましてうるさい。（出典：デジタル大辞泉）
・不愉快（ふゆかい）
意味：愉快でないこと。（出典：デジタル大辞泉）
