オーライ
「結果オーライ」などのように使う「オーライ」という言葉。
「オーライ」は、英語で「all right」と表記します。
「オーライ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「オーライ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
オーライの意味
「オーライ」には次の意味があります。
・同意・承知の意を表す。よろしい。よし。承知した。(出典:デジタル大辞泉)
ほかにも大丈夫や満足といった意味もあります。ガソリンスタンドなどで車をバックさせるとき、「オーライ」と発していますが、後ろに下がって大丈夫という意味合いで使われています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・「オーライ、気をつけて」 そのとたん車がスーッとスピードをあげた。
(出典:阿刀田高『待っている男』)
・祥子さまの思惑おもわく通りにはいかなかったが、結果オーライということだろうか。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 12 子羊たちの休暇』)
・それでみんな笑いだして、オーライと言って、酔っぱらいは馬にのせられた。
(出典:トウェイン/刈田元司訳『ハックルベリ・フィンの冒険』)
・「オーライ、やってみましょう」 「それはよかった」と役人がいいます。
(出典:松田道弘『ジョークのたのしみ』)
・相手の荷物が出たり入ったりする度に、私も外に立ってオーライオーライなんて言わなくちゃならないのが面倒。
(出典:田中澄江『なぜ愛なのか 十三の報告から』)
類語
・承知(しょうち)
意味:相手の願い、要求などを聞き入れること。納得すること。許すこと。同意。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・了解(りょうかい)
意味:物事の内容や事情を理解して承認すること。(出典:デジタル大辞泉)
・大丈夫(だいじょうぶ)
意味:きわめて丈夫であるさま。ひじょうにしっかりしているさま。(出典: 精選版 日本国語大辞典 )
・応ずる(おうずる)
意味: 相手の働きかけに対応して行動を起こす。こたえる。(出典:デジタル大辞泉)
・オーケー
意味:承知した、賛成だ、の意を表す語。よろしい。(出典:デジタル大辞泉)