羅針盤
「羅針盤が必要である」などのように使う「羅針盤」という言葉。
「羅針盤」は、音読みで「らしんばん」と読みます。
「羅針盤」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「羅針盤」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
羅針盤の意味
「羅針盤」には次の意味があります。
・磁石の針が南北を指すことを利用して、船舶や航空機の方位・進路を測る器械。(出典:デジタル大辞泉)
「羅針盤」は「コンパス」とも言います。
わかりやすく言うと「方角を知るための道具」のことです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だが、そうやっても、舵かじをとるための羅針盤がぼくの前に見えなかった。
(出典:メルヴィル/高村勝治訳『白鯨(下)』)
・羅針盤だって必要だろうし、大型船の設計も普通の船大工じゃ無理だよ。
(出典:高橋克彦『偶人館の殺人』)
・コンパス、羅針盤が必要だという意味がわかってもらえるだろうと思う。
(出典:山際淳司『ダブルボギークラブへようこそ』)
・大師の時代には、世界の何地でも、まだ航海に羅針盤を使用して居らぬ。
(出典:桑原隲蔵『大師の入唐』)
類語
・コンパス
意味:船などで、方位を知るのに用いる器械。羅針盤。羅針儀。(出典:日本国語大辞典)
・道標(どうひょう)
意味:通行人の便宜のために、方向・行先・距離などを書いて、道ばた・辻などに立てたしるし。みちしるべ。(出典:日本国語大辞典)
・標識(ひょうしき)
意味:目じるし。目じるしとして設けられたもの。しるし。(出典:日本国語大辞典)
・ガイドブック
意味:手引書。また、旅行などの案内書。(出典:デジタル大辞泉)
・方位磁針(ほういじしん)
意味:磁気コンパス(出典:デジタル大辞泉)