英傑
「英傑と呼ばれる」などのように使う「英傑」という言葉。
「英傑」は、音読みで「えいけつ」と読みます。
「英傑」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「英傑」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
英傑の意味
「英傑」には次の意味があります。
・知力、勇気などのすぐれている人。英雄豪傑。(出典:デジタル大辞泉)
「英」と「傑」の字はどちらも「すぐれた人物」を意味し、「英傑」は「人並みはずれて優れた人物」を意味します。
「英雄豪傑」は「英傑」と同じ意味を持つ四字熟語です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もっと偉大な英傑が日本にいらっしゃるではないか。
(出典:保阪正康『東條英機と天皇の時代(下) 日米開戦から東京裁判まで』)
・阮東の名は、英傑として遠近に響き渡るようになりました。
(出典:豊島与志雄『三つの悲憤』)
・曹操が中国史上屈指の英傑であることは間違いない。
(出典:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』)
・倒すべきがギリシャの英傑であったのだからな。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night 凛 Unlimited Blade Works TrueEnd -Brilliant Years』)
・敵の英傑を助けるには、その人を、味方に招く以外に方法はない。
(出典:吉川英治『三国志』)
類語
・英雄(えいゆう)
意味:知力や才能、または胆力、武勇などに特にすぐれていること。また、その人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・穎才(えいさい)
意味:すぐれている才能。また、それをもつ人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ジーニアス(genius)
意味:天才。(出典:デジタル大辞泉)
・俊豪(しゅんごう)
意味:才知が常人よりすぐれていること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)
・豪傑(ごうけつ)
意味:才知または武勇の、ひじょうにすぐれているさま。また、その人。(出典:精選版 日本国語大辞典)