コンディショナー
「シャンプー後にコンディショナーを使う」などのように使う「コンディショナー」という言葉。
英語では「conditioner」と表記します。
「コンディショナー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「コンディショナー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
コンディショナーの意味
「コンディショナー」には次の二つの意味があります。
1 温度・湿度などの調節装置。「エアコンディショナー」
2 傷んだ髪や肌などの状態を、整えるために用いる化粧品。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
コンディショナーの意味①「温度・湿度などの調節装置。エアコンディショナー。」
「コンディショナー」の一つ目の意味は「温度・湿度などの調節装置。エアコンディショナー。」です。
温度や湿度を調節する装置である、エアコンディショナーを指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どこの建物の中に足を踏み入れても、誰の部屋に入っても、エアコンディショナーがある。
(出典:山田詠美『姫君』)
・室内は、エアコンディショナーで、常に二十二度に保たれている。
(出典:岡野麻里安『銀の共鳴5 雪の破魔弓』)
・ロサンゼルスに住むワイン・クレージーの金持が自宅の地下室を貯蔵庫カーブにして、エアコンディショナーを使って一定の温度に保っている。
(出典:吉行淳之介『犬が育てた猫』)
・エアコンディショナーのダクトすら見当たらないのだ。
(出典:高千穂遙『ダーティペアシリーズ3 ダーティペアの大乱戦』)
類語
・空調設備(くうちょうせつび)
意味:温度,湿度,気流,輻射熱,浮遊粉塵,細菌,臭気,有毒ガスなどの環境要因を,室内の人間あるいは物品に対して良好な状態に保つための設備をいい,冷房,暖房,換気などの機能を有する。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・冷房装置(れいぼうそうち)
意味:室内の温度を下げる装置。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・暖房装置(だんぼうそうち)
意味:建物全体または部屋の中をあたためる装置。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・換気(かんき)
意味:室内の汚染空気を新鮮な外気と交換すること。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
コンディショナーの意味②「傷んだ髪や肌などの状態を、整えるために用いる化粧品。」
「コンディショナー」の二つ目の意味は「傷んだ髪や肌などの状態を、整えるために用いる化粧品。」です。
日本では、髪の状態を整える化粧品であるヘアコンディショナーのことを指す場合がほとんどです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一人だけこんな高そうなコンディショナーを使っている時点で、そのキャラクターは察せられようというものだ。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 13 憑物語』)
・で、そのままシャンプーやらトリートメントやらコンディショナーやらの使用を進めていき。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密(全16巻) 乃木坂春香の秘密 12』)
・洗面所にはシャンプーや、コンディショナーや、スキンクリームや、オーデコロンがあった。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK2』)
・シャンプー、ヘアーコンディショナー、スキンコンディショナー、マニキュア、二、三十個の大瓶。
(出典:ニーヴン,パーネル『悪魔のハンマー〔上〕』)
類語
・ヘアケア
意味:髪の手入れや手当てをすること。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・整髪料(せいはつりょう)
意味:髪形を整えるために使用する、頭髪用化粧料の一種。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・リンス
意味:本来すすぐ,洗い流すの意。洗髪後髪に残ったシャンプー剤のアルカリ分を中和させ油脂分を補い,柔軟性を与えてブラシや櫛の通りをよくするために用いる。(出典:)
・シャンプー
意味:洗髪および洗髪剤。(出典:百科事典マイペディア)