立案
「企画を立案する」などのように使う「立案」という言葉。
「立案」は、音読みで「りつあん」と読みます。
「立案」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「立案」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
立案の意味
「立案」には次の意味があります。
・案を立てること。計画を立てること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
単に「計画を立てる」というよりも「工夫して計画を立てる」というニュアンスの言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして、日本じゅうがあっと驚く大復興計画を立案してみせたのだった。
（出典：荒俣宏『帝都物語4』）
・あの時はどうしようもなく、最善の手としてホロが自ら立案したものだ。
（出典：支倉凍砂『狼と香辛料V』）
・こうした視察は、建前上は漁協自身の立案で行われたことになっている。
（出典：平田剛士『漁民解体』）
・そのような要素を計算に入れて作戦計画を立案してよいわけがなかった。
（出典：田中芳樹『銀河英雄伝説 1 黎明篇』）
・作戦立案には、その時間の消耗が十分に見込まれていなかったのである。
（出典：五味川純平『ガダルカナル』）
類語
・起案(きあん)
意味： 正式なものの基となる案や文書を作ること。
（出典：精選版 日本国語大辞典）
・予定(よてい)
意味：行事や行動を前もって定めること。
（出典：デジタル大辞泉）
・計画(けいかく)
意味：ある事を行うために、あらかじめ方法や順序などを考えること。
（出典：デジタル大辞泉）
・画策(かくさく)
意味：はかりごとをめぐらすこと。
（出典：精選版 日本国語大辞典）
・施策(しさく)
意味：対策を立てて、それを実地に行うこと。
（出典：デジタル大辞泉）
