気軽
「お気軽にお問い合わせください」などのように使う「気軽」という言葉。
「気軽」は、音読みで「きがる」と読みます。
「気軽」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「気軽」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
気軽の意味
「気軽」には次の意味があります。
・こだわったり面倒がったりしないで行動に出るさま。また、堅苦しくなくて、気がおけないさま。(出典:デジタル大辞泉)
「気軽」という言葉を分かりやすく言うと、「深く考えず、気楽な様子」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・気軽に書いたように見えるが、それがかえって幸いしたのかもしれない。
(出典:ウルフ/西崎憲編訳『ヴァージニア・ウルフ短篇集』)
・気軽な用事で先に帰ったと考えていたのに、これはちょっと意外だった。
(出典:松本清張『球形の荒野 新装版(上)』)
・おれには自分でもできもしないことを、気軽に人にいう癖があるみたいだ。
(出典:石田衣良『池袋ウエストゲートパーク 第5巻 反自殺クラブ』)
・現在のように気軽にタクシーに乗るようなぜいたくはしない時代のことだ。
(出典:大塚公子『死刑執行人の苦悩』)
・その時は海外の出版事情を知らずに気軽に「オーケー」の返事を出した。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(下)』)
類語
・気楽(きらく)
意味:物事にこだわらないで、のんきなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・安易(あんい)
意味:気楽であること。いいかげんなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・安直(あんちょく)
意味:簡単で手軽なさま。また、いい加減なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・カジュアル
意味:格式ばらず、くつろいでいるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・気さく(きさく)
意味:人柄がさっぱりしていて、こだわらないさま。気取りがなく親しみやすいさま。(出典デジタル大辞泉:)