親友
「あの子は私の親友だ」などのように使う「親友」という言葉。
「親友」は、音読みで「しんゆう」と読みます。
「親友」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「親友」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
親友の意味
「親友」には次の意味があります。
・心からしたしい友。(出典:精選版 日本国語大辞典)
心を許し、互いに信じられる親しい友人という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これは二人の親友だけで分かつべき、最高に幸せな瞬間だったのだから。
(出典:ベレアーズ『(ルイスと魔法使い協会4)鏡のなかの幽霊(TXT)』)
・彼は僕の親友ではあるし、彼女は僕の恋人という訳でもないのだから。
(出典:ヘッセ/芳賀檀訳『漂泊の人(クヌルプ)』)
・わたしはあの人のただひとりの親友だということを名誉に思っております!
(出典:ドストエフスキー/北垣信行訳『カラマーゾフの兄弟』)
・前線にでた最初の日に負傷した青年とは親友の交わりをつづけた。
(出典:ヘミングウェー/高村勝治訳『女のいない男たち/ヘミングウェー短編集2』)
・それはもう長旅から帰った親友を迎える様な気持ちで針を下したものです。
(出典:松平維秋『松平維秋の仕事』)
類語
・盟友(めいゆう)
意味:かたい約束を結んだ友。誓いあった友。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・同志(どうし)
意味:こころざしや主義・主張を同じくすること。また、その人。同じ目的を持つ仲間。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・知友(ちゆう)
意味:互いに深く心を知りあっている友。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・心友(しんゆう)
意味:心を許しあっている友人。(出典:精選版 日本国語大辞典)