昇格
「課から部に昇格する」などのように使う「昇格」という言葉。
「昇格」は、音読みで「しょうかく」と読みます。
「昇格」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「昇格」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
昇格の意味
「昇格」には次の意味があります。
・格式や階級などが上がること。また、上げること。格上げ。(出典:デジタル大辞泉)
よく似た言葉の「昇進(しょうしん)」は「肩書きが上ること」を意味し、「昇格」とは少し意味が異なります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・大久保さんは自分で勝手にプロデューサーに昇格したのであったな。
(出典:内田春菊『やられ女の言い分』)
・三十代に入って、係長昇格の条件として出されたのが名古屋転勤だった。
(出典:篠田節子『レクイエム』)
・郡王から親王へと昇格できるのは百年に一度あるかないかのチャンスだ。
(出典:池上永一『テンペスト1 若夏の巻』)
・四日前に小泉を通じて内示を受けていた課長昇格の辞令のことである。
(出典:塩田丸男『天からやって来た猫』)
・俺のトップ昇格はどうやら現場の方針とは一致していないみたいだ。
(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)1─2』)
類語
・栄転(えいてん)
意味:今までより高い地位・役職に就くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・栄達(えいたつ)
意味: 高い官位に進むこと。出世すること。栄進。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・栄進(えいしん)
意味: 上級の地位や職などに昇ること。栄達。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・昇進(しょうしん)
意味:職務上の地位、官位などが上がること。(出典:デジタル大辞泉)
・出世(しゅっせ)
意味:社会的に高い身分・地位を得ること。(出典:デジタル大辞泉)