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殺生とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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殺生

「無駄な殺生はしてはならない」などのように使う「殺生」という言葉。

「殺生」は、音読みで「せっしょう」と読みます。

「殺生」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「殺生」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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殺生の意味

「殺生」には次の二つの意味があります。

1 生き物を殺すこと。仏教では最も重い罪の一つとされる。
2 むごいこと。また、そのさま。残酷。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

殺生の意味①「生き物を殺すこと。仏教では最も重い罪の一つとされる。」

「殺生」の一つ目の意味は「生き物を殺すこと。仏教では最も重い罪の一つとされる。」です。

この意味では、生きている生物を殺す場合に使われます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・事実殺生を悪事とするものは、魚を捕ることもまた悪事とせねばならぬ。
(出典:喜田貞吉『旃陀羅考』)

・吸血貴族が支配する世界で生き残るために、宗教は殺生を禁じていない。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター11b D-ダーク・ロード2』)

・その時代の殺生は、可哀想だからと思えばそのまま止すことが出来たのだ。
(出典:佐左木俊郎『首を失った蜻蛉』)

・極端な言い方をするならば、それは殺生の動機に出会うようなものだ。
(出典:森博嗣『少し変わった子あります』)

類語

殺害(さつがい)
意味:人を殺すこと。(出典:デジタル大辞泉)

死なす(しなす)
意味:死なせる。(出典:デジタル大辞泉)

仕留める(しとめる)
意味:狙った敵・獲物などを確実に殺す。(出典:デジタル大辞泉)

賊害(ぞくがい)
意味:殺傷すること。(出典:デジタル大辞泉)

殺生の意味②「むごいこと。また、そのさま。残酷。」

「殺生」の二つ目の意味は「むごいこと。また、そのさま。残酷。」です。

この意味では本当に殺すわけではなく、ひどく残酷な出来事や行動のことを指します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・鴉どもにこのキリスト教徒をやってしまうなんて殺生なことはできない。
(出典:ドーデ/大久保和郎訳『風車小屋だより』)

・温泉の鯉ではあるまいし、これで正月気分になれとは殺生な話である。
(出典:芥川比呂志『決められた以外のせりふ』)

・そやかて嬰児も居るしするんやもん、お父つあんかて、少し殺生どすがな。
(出典:加能作次郎『乳の匂ひ』)

・でもこれ以上殺生な真似はしたくないの。
(出典:横溝正史『双仮面』)

類語

冷酷(れいこく)
意味:思いやりがなくむごいこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

無慈悲(むじひ)
意味:あわれみやなさけをかける心がないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

残忍(ざんにん)
意味:残酷なことを平気ですること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

残酷(ざんこく)
意味:無慈悲でむごたらしいこと。(出典:デジタル大辞泉)

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