快哉
「快哉の声を上げる」などのように使う「快哉」という言葉。
「快哉」は、音読みで「かいさい」と読みます。
「快哉」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「快哉」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
快哉の意味
「快哉」には次の意味があります。
・ああ愉快だと思うこと。胸がすくこと。(出典:デジタル大辞泉)
「快哉」を分かりやすく言うと、「痛快で胸がすっとすること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし快哉を叫んだ人々の数は、より以上に多かったのである。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説 1 黎明篇』)
・そんな中、部屋の様子を一瞥した警部は、次の瞬間、早々と快哉を叫んだ。
(出典:東川篤哉『謎解きはディナーのあとで2』)
・古い日本の抱えていた病巣が次々に摘出されてゆくのを目にして、国民は快哉を送った。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・同情的ではあったが、それでも、内心快哉を叫ばずにはいられないようだった。
(出典:ジョン・ヴァーリイ『ティーターン』)
・だが、もちろんその内側では、少なからず快哉の気持ちがくすぶっている。
(出典:万城目学『鹿男あをによし』)
類語
・愉快(ゆかい)
意味:楽しく気持ちのよいこと。おもしろく、心が浮きたつこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・興奮(こうふん)
意味:感情が高ぶること。(出典:デジタル大辞泉)
・熱狂(ねっきょう)
意味:常に興奮し熱中すること。(出典:デジタル大辞泉)
・爽快(そうかい)
意味:さわやかで気持ちがよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・痛快(つうかい)
意味:たまらなく愉快なこと。胸がすくようで、非常に気持ちがよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)