アンドロメダ銀河
「アンドロメダ銀河を望遠鏡で観察する」などのように使う「アンドロメダ銀河」という言葉。
「アンドロメダ銀河」は、読みで「あんどろめだぎんが」と読みます。
「アンドロメダ銀河」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「アンドロメダ銀河」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
アンドロメダ銀河の意味
「アンドロメダ銀河」には次の意味があります。
・アンドロメダ座、ν(ニュー)星の近くにある銀河。カタログ番号はM31およびNGC224。明るさは4.4等で、肉眼でも淡い星雲状の光を見ることができ、アンドロメダ星雲の名で親しまれてきた。（出典：小学館 日本大百科全書）
「アンドロメダ銀河」は、地球から最も近くにある銀河の一つであり、「アンドロメダ大星雲」とも呼ばれています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・アンドロメダ銀河は多数の矮小銀河が合体してできたことが示唆される。
（出典：天文学辞典）
・アンドロメダ銀河をはじめとする「渦巻き銀河」（当時は「渦巻き星雲」という言い方をしていました）は、私たちの住む天の川銀河の中にある天体なのか、外にある天体なのか、という問題でした。
（出典：大阪市立科学館 スタッフだより 第47回）
・Hyper Suprime-Cam で撮影したアンドロメダ銀河の画像を公開しました。
（出典：すばる望遠鏡公式HP「アンドロメダ銀河の星の世界」）
・たとえばアンドロメダ銀河内のどこかに現われる帰還エネルギーの量は、観測不能なほどの想像を絶するような小さなものであるが、それでも少なくとも数学的には、そこに出現するのである。
（出典：ホーガン『創世記機械械』）
・これにより、研究チームは「アンドロメダ銀河形成の物理学的メカニズム」に迫り、「その起源をめぐる謎を解き明かす」ことができたと、パリ天文台は声明で述べている。
（出典：AFP BB News）
類語
・銀河（ぎんが）
意味：恒星と星間物質，ダークマター（暗黒物質）の大集団。（出典：ブリタニカ国際大百科事典）
・アンドロメダ星雲（あんどろめだせいうん）
意味：アンドロメダ座にある渦巻き銀河。晴れた暗い夜には肉眼でも見える。直径22～26万光年、距離230万光年、銀河系と同等の規模をもつ。最も銀河系に近い銀河。アンドロメダ星雲。（出典：デジタル大辞泉）
・渦状銀河(かじょうぎんが）
意味：銀河の一種。アンドロメダ銀河はその代表例である。きわめて明るい中心核と、バルジとよばれる球状部分、ディスクとよばれる周辺の円盤部分とからなる。ディスクには星の系とともに多量の星間ガスや暗黒星雲が分布し、青色に輝く明るい星々が現在でも盛んに生まれている。（出典：小学館 日本大百科全書）
・アンドロメダ座（あんどろめだざ）
意味：秋の宵、ほとんど頭上に見える星座。2等星のα(アルファ)は、ペガスス座の大四辺形の一部をなし、これから北東に向かってV字形を横に寝せたような形に星が連なり、母親カッシオペイア（カシオペヤ座）の虚栄心の犠牲となって、海の怪獣（くじら座）のいけにえに捧(ささ)げられたアンドロメダ姫の鎖でつながれた姿を表している。（出典：小学館 日本大百科全書）
・アンドロメダ大星雲(あんどろめだだいせいうん)
意味：銀河系外の渦巻星雲。アンドロメダ座ベータ星の北方にあり、距離約二〇〇万光年。直径約一〇万光年、明るさは太陽の一七億倍。二つの小星雲を伴い、三重星雲を形成。Ｍ三一、またはＮＧＣ二二四とも呼ばれる。アンドロメダ星雲。アンドロメダ銀河。（出典：精選版 日本国語大辞典）
