ルーティン
「朝のルーティン」などのように使う「ルーティン」という言葉。
「モーニングルーティン」などの動画を投稿している人も多いです。
「ルーティン」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ルーティン」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ルーティンの意味
「ルーティン」には次の二つの意味があります。
1 きまりきった手続きや手順、動作など。また、日常の仕事。日課。
2 コンピューターで、プログラム中のひとまとまりの機能をもつ命令群。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
ルーティンの意味①「きまりきった手続きや手順、動作など。また、日常の仕事。日課。」
「ルーティン」の一つ目の意味は「きまりきった手続きや手順、動作など。また、日常の仕事。日課。」です。
生活の中で、同じ行動を何度も積み重ねることによって出来た習慣を「ルーティン」と呼びます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だけど、ルーティンが嫌いじゃない私は、今の仕事に満足している。
(出典:小川内初枝『緊縛』)
・言い換えればルーティン化された日常の業務の延長線で問題は処理されていたと言えよう。
(出典:草野厚『証券恐慌――山一事件と日銀特融』)
・天矛はまず、ルーティンのメンテナンス・メニューをこなしていった。
(出典:機本伸司『神様のパラドックス』)
・福井治弘は戦後の日本の外交政策決定過程の一つのパターンを「非常時型」と呼び、ルーティン化された日常の決定パターンと区別している。
(出典:草野厚『証券恐慌――山一事件と日銀特融』)
類語
・日課(にっか)
意味:毎日決めてする仕事。また、毎日割り当ててすること。(出典:デジタル大辞泉)
・御定まり(おさだまり)
意味:いつも同じであることを少し皮肉っていう語。(出典:デジタル大辞泉)
・平凡(へいぼん)
意味:これといったすぐれた特色もなく、ごくあたりまえなこと。(出典:デジタル大辞泉)
・常套(じょうとう)
意味:きまりきった、または、ありふれたやり方。(出典:デジタル大辞泉)
ルーティンの意味②「コンピューターで、プログラム中のひとまとまりの機能をもつ命令群。」
「ルーティン」の2つ目の意味は「コンピューターで、プログラム中のひとまとまりの機能をもつ命令群。」です。
コンピュータのプログラムの部分で、ある機能を持っている一連の命令群のことです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それでわたしが外部信号妨害ルーティンを遮断したのです。
(出典:ホーガン『巨人たちの星』)
・ゾラックはすでに何度も探査を試みているのだが、その都度ジェヴェックスの恒常的自己診断ルーティンに信号を検知され、自動修正処理によって回路の発見を阻まれていた。
(出典:ホーガン『巨人たちの星』)
類語
・プロシージャ
意味:ある処理を行うための一連の命令を実行する手順。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
・関数(かんすう)
意味:与えられた文字や数値に対し、定められた処理を行って結果を返す機能のこと。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
・ファンクション
意味:ある物事に備わっている働き。機能。(出典:大辞林 第三版)
・プロシージャ
意味:ある処理を行うための一連の命令を実行する手順。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)