デベロッパー
「デベロッパーとしての顔」などのように使う「デベロッパー」という言葉。
英語では「developer」と表記します。
「デベロッパー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「デベロッパー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
デベロッパーの意味
「デベロッパー」には次の意味があります。
・開発者。転じて、都市再開発や流通、運輸など都市機能に必要な施設の整備、拡充までを手がける都市開発業者、宅地造成業者。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「ゲームのデベロッパー」で「ゲームの開発者」という意味になります。
「デベロッパー」は基本的に「開発者」「開発元の企業」として使われることが多いですが、「写真の現像液」を指すこともあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・きちんとしたデベロッパーなら、たとえ土地の売主がやらなくても、対策をこうじて当然です。
(出典:宮部みゆき『名もなき毒』)
・酒に酔ったような浮かれ気分の経済が、デベロッパーの進出を招いたのだ。
(出典:宮原安春『軽井沢物語』)
・タルシャンは迷わずにニューヨーク再開発事業のメインデベロッパーの座を降りた。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 下』)
・ここで、二人のデベロッパーに軽井沢の土地を買うことを勧めたのは後藤新平だったという推理が成り立ってくるのだ。
(出典:宮原安春『軽井沢物語』)
・いや、すっかりアメリカナイズされた大手デベロッパーの内部では、致命傷といえる。
(出典:浅田次郎『鉄道員(ぽっぽや)』)
類語
・周旋屋(しゅうせんや)
意味:雇人の紹介,斡旋を業とする人,およびその職業。また,より広く土地,建物などの売買の周旋をする業者も含めることができる。(出典:世界大百科事典 第2版)
・不動産(ふどうさん)
意味:土地およびその定着物である建物・立木など。船舶・自動車なども法律上不動産に準じた取り扱いを受ける。(出典:デジタル大辞泉)
・利権屋(りけんや)
意味:利権を得たい人のために、仲介・周旋をしてその手数料を取ることを業とする人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・仲買人(なかがいにん)
意味:卸商から商品を仕入れ、小分けして小売商に販売する商業者。(出典:流通用語辞典)
・女衒(ぜげん)
意味:女を遊女屋などに売ることを業とする人。判人(はんにん)。(出典:デジタル大辞泉)